「補整下着をつけるとどうしてボディラインがキレイになるの？」補整下着について徹底的に解説します。この記事を読めば、補整下着の基礎知識がばっちり身について「自分に必要なのはどんな補整下着なの？」という悩みも解決します！

補整下着は何のために着るもの？

補整下着とは「体型を補い整える下着」のこと。

人間の体にはたくさんのお肉がついています。このお肉は放っておくと勝手に増えて、あんまりついて欲しくないところについてしまったり、垂れ下がってしまったりして、ボディラインが崩れていく原因になります。

このお肉を正しい位置に戻し、体型を整える手助けをしてくれるのが補整下着です。例えばバストまわりだと、背中や脇に流れていってしまうお肉を胸に留めることで、美しいバストの形を保ってくれます。そして継続して着用していると体が自分の形を覚えるので、下着を脱いでもこの美しい形を保つことができるようになるのです。

普通の下着でもこうしたスタイルの補整機能はあるのですが、補整下着はさらに「スタイル良く見せる」「体型を長く保つ」ということができます。普通の下着だけで過ごしてきた30代、40代、50代の女性の体はどうですか？胸も垂れるしお尻も下がるし、体型が全体的にゆるんできますよね。それを防ぐのが補整下着なのです。

着用枚数

たるんだり、ゆるんだりしてしまった体型を下着の型にはめて美しいスタイルを作るので、基本的に補正下着には「隙間」を作りません。隙間があると体に「段」ができてしまうので、補整下着は胸からお尻まで、ひとつながりのセットで着用します。

補整下着には主に以下のものがあります。

ブラジャー……バストを寄せたり上げたりする
ウエストニッパー……下腹の膨らみを抑えたり、ウエストのくびれをつくる
ガードル……ショーツの上に着用して、お尻を持ち上げ整える
ボディシェイパー……ブラジャーとウエストニッパーが一体となっている
ボディスーツ……ブラジャーとウエストニッパーとガードルが一体となったもの。これ１枚で着用する

これらを組み合わせて胴体に隙間をつくらないようにします。

・ブラジャー＋ウエストニッパー＋ガードル
・ボディシェイパー＋ガードル
・ボディスーツ

サイズの選び方

補整下着は、普通の下着とサイズの選び方が違います。普段と同じサイズで補正下着を選んでしまうとその効果が薄くなってしまいます。補整下着を選ぶ時は、今の体型ではなく目標とする体型、補整した体型のサイズに合わせるのが大事です。

例えば補整下着によるバストアップを考えてみましょう。補整下着でバストを持ち上げると当然トップとアンダーの差は大きくなるので、普段の下着と同じサイズでは合わなくなってしまいますよね。

その他、普段の姿勢や運動量、食事量、あるいは補整下着を着るのを少しお休みした後などによっても補整下着のサイズ選びは変わっていきます。補整下着のメーカーや補整下着の種類によってもサイズの選び方は微妙に違います。

また補整下着のサイズ選びは、定期的に行いましょう。体は驚くほどすぐに変化していきますから、補整力が強い下着ほど、ボディラインの変化は大きくなり、サイズも頻繁に変えていく必要があります。緩すぎる補整下着では効果がありませんし、締めつけすぎる補整下着では肩・腰・内臓など健康に害が出たり、締め付けたところ以外に脂肪が流れて行ってしまい、ボディラインを崩してしまうことにもなります。

「スリムになりたい！」と単純に小さなサイズの補整下着にするのではなく、現在の体型と目標とする体型から、最適なものを選びましょう。

お値段

補整下着と普通の下着とでは値段に大きな差があります。普通のブラジャーとショーツのセットでも1,000円台のものがありますが、補整下着の場合はブラジャーだけでも1万5千円以上することがほとんど。なぜそんなに高価になるかというと、素材とパターン（下着の型）にまったく違いがあるからです。
普通の下着によく使われる素材
ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン
布に刺繍をしたエンブレース、糸を編んだラッセルレース

補整下着によく使われる素材
シルク　機能性繊維（吸水・速乾性にすぐれたり、体を温める特殊な繊維など）
とても細い糸をつかって織り上げた世界最高級のリバーレース

パターン

人間、特に女性の体は複雑な曲線が組み合わされてできています。その立体的な体を美しくするためには下着も立体的である必要があります。補整下着はたくさんのパーツを使うことで、女性の理想の体型に近い立体的な構造を作り出しています。とはいえ単にパーツの数が多ければいいわけでもありません。補整下着の設計は計算し尽され、女性の体を美しく見せるたくさんの工夫がこらされています。